小規模市町村における災害時初動対応力の向上

小規模市町村の災害時初動対応力向上のための連携訓練の実施

小規模市町村の災害時初動対応力向上のため、地震や土砂災害などを想定した災害対策本部運営訓練（図上訓練）を実施しました。
この訓練は、専任の防災担当職員がいない又は少数の市町村（小規模市町村）における災害発生時の初動対応力の向上を図るため、小規模市町村と都道府県、関係機関が連携して実施し、消防庁が支援をしています。
令和4年度は、長野県喬木村で、令和5年度は、群馬県明和町、岐阜県笠松町、山口県田布施町及び徳島県つるぎ町で、令和6年度は、埼玉県美里町、広島県世羅町、鹿児島県与論町で、消防本部、消防団、警察、気象台、社会福祉協議会など多くの関係機関が参加して、訓練を実施しました。

令和6年度に実施した3町から以下のようなコメントを頂戴します。

○埼玉県美里町　原田町長
一度に多くの被害報告を受けた際の対応をどうしたらいいか、事前の心構えができたように思う。首長としては、常に自分事と考え、災害が発生した場合の対応を繰り返し確認できていると思うが、職員も、このような訓練で自分事と感じてもらえたように思い、大変有意義な訓練ができたと感じた。

○広島県世羅町　奥田町長
過去にも、大きな災害対応があったが、今回参加した職員の多くは経験が少なく、今日のような訓練やこれまで経験した先輩から話を聞き、今後の対応に活かしていただきたい。自分の命も守りつつ、町民の命を守る対応ができるような組織になっていかなくてはいけない。

○鹿児島県与論町　山下副町長
大雨による被害からの復旧の途中ではありましたが、訓練にご協力いただき、心から感謝申し上げます。引き続き、このような訓練を実施したいので、ご協力をよろしくお願い致します。

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