平成29年版 消防白書

2.公務による死傷者の状況

平成28年中における公務により死亡した消防団員は2人、同じく負傷した消防職団員は2,173人である。
なお、平成23年は、東日本大震災被災地において、住民の避難誘導、水門閉鎖等の業務に従事した消防職団員が津波により被災したため、他年に比べて大幅に死者が増加した(第2-3-1図、第2-3-2図、第2-3-2表)。

第2-3-1図 消防職員及び消防団員の公務による死者数の推移

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第2-3-1図 消防職員及び消防団員の公務による死者数の推移の画像。消防署員は、平成28年で0人。消防団員は、平成28年で2人。

(備考)「消防防災・震災対策現況調査」より作成

第2-3-2図 消防職員及び消防団員の公務による負傷者数の推移

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第2-3-2図 消防職員及び消防団員の公務による負傷者数の推移の画像。消防署員は、平成28年で1,179人。消防団員は、平成28年で994人。

(備考)「消防防災・震災対策現況調査」より作成

第2-3-2表 消防職員及び消防団員の公務による死傷者数

(平成28年中)(単位:人)

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第2-3-2表 消防職員及び消防団員の公務による死傷者数の画像。詳細は、Excelファイル、CSVファイルに記載。

(備考)
1 「消防防災・震災対策現況調査」により作成
2 小数点第二位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合がある。

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