令和4年版 消防白書

2.事故の特徴

(1)事故種別ごとの一般事故件数

事故種別ごとの一般事故件数は、火災106件(対前年比8件増)、爆発3件(前年同数)、漏えい179件(同24件増)、その他5件(同6件減)である(資料1-3-2)。

(2)原因別の一般事故件数

原因別の一般事故件数は、人的要因によるものが101件(対前年比2件増)、物的要因が174件(同33件増)、その他の要因が18件(同9件減)である。その内訳として主な原因では、腐食疲労等劣化96件(同11件増)、操作確認不十分38件(同8件増)、施工不良32件(同8件増)、維持管理不十分29件(同1件増)となっている(第1-3-2図)。

第1-3-2図 原因別の一般事故件数

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第1-3-2図 原因別の一般事故件数

(備考)小数点第一位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合がある。

(3)特定事業所種別の一般事故件数

特定事業所種別の一般事故件数は、第1種事業所が234件(うちレイアウト事業所*2 210件)で、全体の79.9%を占めている(資料1-3-3)。

(4)特定事業所業態別の一般事故件数

特定事業所業態別の一般事故件数は、石油製品・石炭製品製造業関係が116件(対前年比18件増)、化学工業関係が98件(同1件増)、鉄鋼業関係が34件(同1件減)、電気業関係が20件(同12件増)である(資料1-3-4)。

*2 レイアウト事業所:第1種事業所のうち、石油と高圧ガスの両方を取り扱う事業所。当該事業所の敷地を用途に応じて製造施設地区、貯蔵施設地区等6つの地区に区分すること等のレイアウト規制(石油コンビナート災害対策の現況4事業所のレイアウト規制参照)の対象となる。