はじめに
昨年は、岩手県大船渡市をはじめとして、愛媛県今治市や岡山県岡山市などにおいて大規模な林野火災が相次いで発生しました。また、トカラ列島近海を震源とする地震の頻発や令和7年8月6日からの大雨などの災害に見舞われ、多くの人的・物的被害が生じました。
気候変動の影響により激甚化・頻発化する風水害や、切迫する大規模地震・津波災害、火山災害等に備えるため、防災・減災、国土強靱化の取組を進めることが重要であり、最前線で国民の生命、身体及び財産を守る消防の果たす役割は益々増大しています。
令和7年版消防白書では、特集として、大規模林野火災への対応のほか、近年の大規模災害等への対応、緊急消防援助隊の充実強化、マイナ救急の全国展開をはじめとする救急体制の確保・充実、消防団を中核とした地域防災力の充実強化、国民保護施策の推進及び消防分野におけるDX・新技術の活用の推進について記載しています。
また、消防防災分野の基本項目を記載するとともに、トピックスでは林野火災注意報・林野火災警報の創設・的確な発令や消防における女性の活躍推進に向けた取組などを記載しています。
この白書が、消防防災に対する国民の皆様のご理解を深め、国や地方公共団体だけではなく、住民、企業も含めた総合的な消防防災体制を確立するに当たって、広く活用いただけることを願っています。
なお、検討状況や統計資料等については、特に断りがない限り、令和7年11月末の状況を基に記載しています。
令和8年1月
