3.警戒部隊の活動等
(1) 火災等
志摩市内の賢島へのチェックポイントである保安検査場の機器内部が焼損する建物ぼや火災1件があり、警戒に当たっていた消防隊が地元の消防隊とともに出動した。火災後、地元消防本部から依頼を受けた消防庁消防大学校消防研究センター職員が、地元消防本部の職員とともに火災原因究明に当たった。
(2) 救急
サミットに係る警戒期間中の救急出動件数は8件あり、そのうち4件を警戒救急隊が対応(残りの4件は地元救急隊が対応)、病院への搬送は3件あった。各事案に対しては、警防計画や救急マニュアルに基づき、現地で待機する医師、看護師等の医療チーム及び医療対策本部とも緊密に連携し対応した。


(3) 消防用設備の作動等
予防警戒員は、サミット警戒対象施設において24時間体制で常駐し、期間中に3件の事案の対応に当たった。このうち、自動火災報知設備の非火災報が2件、防火戸の作動を知らせる警報が1件あり、いずれの事案についても、予防警戒員が迅速に現場に赴き、異常の有無と原因の究明に当たった。
また、各施設においては、施設関係者と協力し、巡回警戒を行い災害発生の未然防止に努めるなど、対応に万全を期した。