令和2年版 消防白書

3.火災による損害額

消防本部(消防本部を設置していない場合は市町村)は、火災原因の調査に併せて火災による損害についても調査を行っており、その調査結果から損害額を算定している。
令和元年中の損害額は908億円で、前年に比べ7.3%増加した(附属資料1-1-28)。
これを出火原因別でみると、電灯電話等の配線による損害額が最も多く、次いで電気機器、たばことなっている(附属資料1-1-29)。
また、火災による損害額は、建物火災によるものが圧倒的に多く、全体の92.7%を占めている(第1-1-1表)。

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