[海上災害対策]
1.海上災害の現況と最近の動向
令和元年中の主要港湾*2107港における海上災害で消防機関が出動したものは37件であり、このうち火災によるものが18件(全体の48.6%)、油の流出によるものが5件(全体の13.5%)となっている。
また、事故船舶の規模別では、1,000t未満が24件で全体の64.9%を占めている(第1-8-2表)。
近年の主な海上災害としては、平成26年5月に兵庫県姫路市沖において原油タンカーの爆発火災事故(死者1人、負傷者4人)、平成27年7月に北海道苫小牧沖において大型フェリーの火災事故(死者1人)が発生している。
第1-8-2表 主要港湾における消防機関の出動状況
(令和元年中)

(備考)「特殊災害対策実態調査」により作成
*2 主要港湾:1隻の総トン数が1,000t以上のタンカーが1月1日から12月31日までの間に入港した実績を有する港湾