令和2年版 消防白書

第3節 消防職団員の活動

1.活動状況

令和元年中における全国の消防職団員(消防職員及び消防団員)の出動状況をみると、火災等(火災、救助活動、風水害等の災害、捜索、誤報等及びその他をいう。)への出動回数は118万5,024回で、出動延べ人員は806万1,529人である。また、1日平均にすると3,247回、27秒に1回の割合で出動したことになる。
このうち、消防団員の火災等への出動回数は23万8,490回、出動延べ人員は257万3,260人となっている(第2-3-1表)。
また、出動以外の警防調査や予防査察等の出向回数は261万3,153回で、延べ人員は1,434万6,288人となっている。

第2-3-1表 消防職団員の出動及び出向状況

(令和元年中)(単位:回、人)

第2-3-1表 消防職団員の出動及び出向状況

(備考)
1 「消防防災・震災対策現況調査」により作成
2 本表では、災害現場における消防活動の実施の有無にかかわらず、出動及び出向回数を計上している。
3 消防団員の救急への出動回数については、救命処置を含む応急手当、傷病者搬送等の回数を計上している。

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