令和4年版 消防白書

3.全国消防救助技術大会

救助活動に必要な体力、精神力、技術力を養うとともに、全国の救助隊員が一堂に会し、競い、学ぶことを通じて他の模範となる救助隊員を育成することを目的に、昭和47年(1972年)から毎年開催されている(主催:一般財団法人全国消防協会、後援:消防庁ほか)。
本大会は、陸上の部と水上の部に分かれており、それぞれで、隊員個人が基本的な技能を練磨する「基礎訓練」、隊員個人の技能とともに隊員間の連携を練磨する「連携訓練」、使用する資機材や訓練要領等を定めず出場隊員の創意工夫のもと訓練想定から救助方法までを披露する「技術訓練」が行われる。
令和4年は第50回大会として東京都立川市で開催され、陸上の部は718人、水上の部は250人の隊員が参加した。令和5年は北海道札幌市で開催される予定である。