令和7年版 消防白書

Topics 3 熱中症による救急搬送の状況及び予防啓発の取組

■熱中症による救急搬送の状況

消防庁では、毎年、5月から9月までの期間、全国の消防本部を対象に熱中症による救急搬送人員の調査を行っている。
令和7年は、気象庁による統計開始以降、多くの地方で最も早い梅雨明けとなったほか、夏の日本の平均気温が最も高くなった。また、熱中症警戒アラートの発表回数が過去最多となるなど、非常に厳しい暑さが長期間にわたって続いたことから、5月から9月までにおける全国の熱中症による救急搬送人員は10万510人となり、集計を開始した平成20年以降、最多となった。

トピックス3-1図 平成20年~令和7年の熱中症による救急搬送人員の推移

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トピックス3-1図 平成20年~令和7年の熱中症による救急搬送人員の推移

 

年齢区分別では、高齢者が最も多く約57%、初診時における傷病程度別では、入院が必要(中等症・重症)な方が約36%、発生場所別では、住居(約38%)が最も多く、次いで道路(約20%)、駅(屋外ホーム)等の不特定者が出入りする屋外の場所(約12%)、道路工事現場・工場・作業所等の仕事場(約11%)の順となった。

トピックス3-2図 令和7年の熱中症による救急搬送状況(週別推移)

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トピックス3-2図 令和7年の熱中症による救急搬送状況(週別推移)

 

トピックス3-3図 令和7年の熱中症による救急搬送状況(年齢区分別・傷病程度別・発生場所別)

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トピックス3-3図 令和7年の熱中症による救急搬送状況(年齢区分別・傷病程度別・発生場所別)

 

■消防庁における熱中症予防啓発の取組

消防庁では、全国消防イメージキャラクター「消太」を活用した熱中症予防啓発ポスター・ビデオ・イラスト、熱中症対策リーフレット、全国の消防本部が独自で行っている熱中症予防啓発の取組をまとめた熱中症予防啓発取組事例集等の予防啓発用コンテンツをホームページに掲載するとともに、X(旧Twitter)でも、喉の渇きを感じる前のこまめな水分補給や適切なエアコンの使用といった、基本的な熱中症予防対策の実施を呼びかけた。

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ポスター 消防庁Xでの広報

ポスター

消防庁Xでの広報

 

また、都道府県や消防本部に対しては、
・夏季を待たずして早期の、住民に対する熱中症予防啓発(暑熱順化への取組やエアコンの動作確認・試運転等)の実施
・予備車等を活用した出動体制の確保及び住民への救急車の適時・適切な利用の呼びかけ
・熱中症特別警戒アラート発表時の注意喚起等の実施
・SNSを活用した広報の実施
・官民連携による効果的な取組の推進
などについて依頼した。
さらに、令和7年4月から9月までの期間「熱中症予防強化キャンペーン」として、関係府省庁や官民連携の下、時季に応じた適切な熱中症予防行動の呼びかけを行うとともに、狙いを絞った効果的な普及啓発や注意喚起等の広報活動を実施した。

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熱中症予防声かけプロジェクト主催の「官民連携 暑さ対策シンポジウム2025」

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