コーティング上からタンク底部の溶接部検査等を実施できる方法について
(別紙7)消防庁危険物規制課
消防庁は、平成10・11年度において、学識経験者、業界関係者、消防機関関係者等から構成される「危険物技術委員会」(委員長:亀井消防研究所長)を設置し、特定屋外タンク貯蔵所の保安検査時等のタンク底部の検査技術に関し、コーティング上からの連続的な板厚測定方法及び溶接部検査方法を検討し、結論を得たことを踏まえ、これらの検査方法を用いて検査が実施できるよう、以下のような運用上の基準を示した(平成12年8月24日付け危険物規制課長通知)。
従来からの検査方法による場合の他に、コーティング上から連続的にタンク底部の板厚を測定する場合及びタンク底部の溶接部検査を実施する場合は、次によることとする。
- 1 連続板厚測定
- タンク底部の裏面の減肉状況を連続的に検出できる性能を有する試験機器(超音波探傷試験機器、漏洩磁束探傷試験機器、低周波渦流探傷試験機器、磁気飽和渦流探傷試験機器)を用いて、コーティング上から連続的に板厚測定を実施できること。
- 2 溶接部検査
- 溶接部内部の欠陥が検出できる等一定の性能を有する試験機器(超音波探傷試験機器、漏洩磁束探傷試験機器、渦流探傷試験機器、交流電磁場探傷試験機器)を用いて、コーティング上から溶接部の検査を実施できること。