製造所等の保安距離及び保有空地について、次のとおり取り扱うよう運用基準を示すこととする。

（別紙9）

1. ある工程の製造所等と、これに連続する異なる工程の製造所等に存する高圧ガス施設との保安距離については、その位置関係等から安全上支障ない場合（機器等の配置から相互に悪影響を及ぼすおそれのないことが確認できる場合、防火上有効な隔壁が設けられている場合等）に保安距離を緩和して差し支えないこととする。
2. 製造所等の保有空地に他の製造所等の配管が通過することについては、消防活動等に支障のない場合（配管架台等に整理して設置されており、かつ、実際に消防活動に支障ないことが確認できる場合など）及び当該保有空地内の他の製造所等の配管が万一災害により破損した場合においても当該他の製造所等に悪影響を与えないことが確認できる場合に限り、配管を通過させて差し支えないこととする。