2 雪害対策の現況
平成17年12月から平成18年3月の「平成18年豪雪」では、屋根の雪下ろしなどの除雪作業中の事故、倒壊した家屋の下敷きなどにより、152人が犠牲となった。犠牲者のうち65歳以上の高齢者が99人と約3分の2を、また、屋根の雪下ろしなどの除雪作業中の犠牲者が113人(うち65歳以上の高齢者は76人)と約4分の3を占めている。
この災害に対し、消防庁は、被害が発生した道府県からの情報収集を実施するとともに、消防機関の県内相互応援及び緊急消防援助隊の即応体制の確立、雪崩危険箇所等の把握・周知及び情報の収集・伝達体制や警戒・避難体制の確立等の対策、特に高齢者等の災害時要援護者に対する対策などに万全を期すように要請した。