平成23年版 消防白書

第4節 林野火災対策

[林野火災の現況と最近の動向]

平成22年中の林野火災の出火件数は1,392件(前年2,084件)、焼損面積は755ha(同1,064ha)、損害額は7,098万円(同5億2,119万円)であり、出火件数、焼損面積及び損害額は前年に比べ減少した(第1-1-19表)。

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例年、林野火災は春先を中心に発生している。この原因としては、降水量が少なく空気が乾燥し強風が吹くこの時期に火入れが行われたり、山菜採りやハイキングなどで入山者が増加していることなどによるものと考えられる。平成22年は、例年発生件数の多い春先に降水量が多かったこと等から3月、4月の発生件数が少なく、1月、5月に多くの火災が発生している(第1-1-27図)。

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平成22年においては、林野火災の件数が減少しただけでなく、大規模な林野火災も減少したが、平成23年に入ってからは発生件数が増加しており、1月には兵庫県高砂市で焼損面積117haの被害、8月には香川県直島町・岡山県玉野市で焼損面積237haの被害をもたらした大規模な林野火災も発生している。

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