1 毒物・劇物等災害の現況と最近の動向
(1) 事故の発生件数
平成22年中に発生した毒物・劇物等(毒物及び劇物取締法第2条に規定されている物質並びに一般高圧ガス保安規則第2条に定める毒性ガス)による事故で消防機関が出場したもの(自損行為に起因するものを除く。)の総件数は、131件(対前年比22件増)で、火災が6件(前年比1件減)、漏えいが52件(前年比1件減)となっている。
関係する毒物・劇物等は、一酸化炭素、硫化水素、アンモニア及び塩素の順になっている(第1-8-5図)。

(2) 事故による死傷者数
平成22年中の毒物・劇物等による事故における死者は6人(対前年比5人増)で、負傷者は165人(対前年比8人減)となっている。