4.消防用設備等の点検報告の促進
防火対象物に設置された消防用設備等や特殊消防用設備等については、定期的な点検の実施とその結果の消防署長等への報告が義務付けられているが、点検、報告の実施状況が十分でない等の課題も散見されている。これらの消防用設備等の点検報告制度における課題を整理し、その方策を議論するため、平成27年度から「消防用設備等点検報告制度のあり方に関する検討部会」を開催し、検討を進めている。
防火対象物の用途や地域により、点検報告率に差異が生じていることから、検討部会等においてその要因、点検報告率の向上に寄与する取組、点検報告後の改善措置等について調査・分析し、具体的な対策を取りまとめるなど、点検報告制度の実効性向上に取り組んでいく必要がある。