平成28年版 消防白書

3.放射性物質等事故対応能力の向上

原子力発電所等が所在しない市町村においても、医療機関や研究機関等の放射性同位元素等取扱施設(RI施設)や放射性物質輸送時において、放射性物質や放射線の放出を伴う事故が発生する可能性があり、当該市町村の消防機関は、迅速かつ適切に事故対応を行う必要があることから、放射性物質等の放出を伴う事故に対する消防機関の消防活動能力の向上を図っていく必要がある。

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