[航空災害対策]
1.航空災害の現況と最近の動向
平成30年中に航空災害で消防機関が出動したものは106件であり、このうち消火・救急救助活動を実施したものは42件で、飛行場内が38件、飛行場外が4件となっている。
近年の主な航空災害としては、平成28年5月に大韓航空機が東京国際空港において離陸のための滑走中に、第一エンジンに火災が発生した事故(負傷者19人)、平成29年3月に長野県消防防災ヘリコプターが長野県鉢伏山付近に墜落した事故(死者9人)、平成29年11月に東邦航空株式会社のヘリコプターが群馬県上野村において墜落し炎上した事故(死者4人)、平成30年2月に陸上自衛隊のヘリコプターが佐賀県神埼市において墜落・炎上し、墜落現場周辺の住宅が焼損した事故(死者2人、負傷者1人)、平成30年8月に群馬県の防災ヘリコプターが群馬県中之条町において訓練中に墜落した事故(死者9人)が発生している。