[競争的資金における研究開発等]
消防庁では、平成15年度に「消防防災科学技術研究推進制度」(競争的資金)を新設して以来、研究成果の実用化を進めるため制度の充実を図ってきた。
令和元年度の新規研究課題については、外部の学識経験者等からなる「消防防災科学技術研究推進評価会」の審議結果に基づき、政府方針や消防防災行政における重要施策等を踏まえ、8件を採択した。また、平成30年度からの継続課題についても上記評価会の評価審議結果に基づき7件採択している(附属資料6-2、附属資料6-3)。本制度では、これまでに141件の終了研究課題から数々の研究成果が得られ、消防防災分野に有用な多くの知見や資機材等の社会実装、施策への反映などその成果の活用が行われている。
令和元年度採択分からは、研究開発成果の社会実装化をより推進していくため、研究の熟度により3つの区分(フェーズ1~3)に分けて公募を行うとともに、研究成果の広報活動として、防災に関する展示会やピッチイベントに参加している。
