スマートフォンから自動で発信する機能について
緊急時、自動で119番に発信する機能とは?
スマートフォンやスマートウォッチには、車が激しい衝撃を受けたときに車内のスマートフォンやスマートウォッチが衝突事故を検出する機能や電源ボタン等を操作すると簡易的に119番を発信できる機能が搭載され、初期設定で有効になっているものがあります。
(衝突事故を検出する機能の場合)
端末が激しい衝撃を検出すると、機種等によっては、警告音と画面上に警告が表示されます。
一定時間操作が無い場合、119番に発信し、消防機関に対して音声メッセージによる自動通報が行われ、端末の位置情報が当該機関に共有されます。

〈参考〉Apple「事故に遭ったときにiPhoneやApple Watchの衝突事故検出で助けを呼ぶ」
〈参考〉Google Pixelを使用して緊急時に支援を求める
(電源ボタン等を操作すると簡易的に119番を発信できる機能の場合)
電源ボタンを5回押すなどの簡易的な操作によって、端末の設定に基づき119番通報が発信されます。
(端末によって操作方法等の仕様にそれぞれ違いがあります)

〈参考〉Google「Androidスマートフォンを使用して緊急時に助けを求める」
~お願い~ 自動で119番に発信する機能が作動したときは?
車の激しい衝突事故が起きたとき以外にも、状況によっては、この衝突事故の検出によって119番に発信されることがあります。

警告の画面表示や警告音に気がついたら
機種によっては、iPhoneが激しい衝撃を検出すると、119番に発信する前に警告の画面表示と警告音で利用者に通知するものがあります。
救急車・消防車が必要でない場合、利用者自身で119番の発信をキャンセルすることができます。
事前にお使いのiPhoneの操作方法の確認をお願いします。
救急車などが必要ないのに119番が発信されたときは?
折り返し電話があったときは?

救急車などが必要ないのに119番が発信された場合、
電話を切らずに「間違えた」とお伝えください。
また、消防から折り返し電話をすることがありますので、
必ず電話に出て救急車や消防車が必要かどうかをお伝えください。
- 119番通報を受けた消防機関では、通報者から通報内容を確認できない場合、「かけ間違い」か通報者が電話の繋がった状態で意識を失ったのかどうか、判断ができません。
通報内容を確認するため、発信元に折り返し電話をすることや、119番通報がされた際に共有される位置情報を基に、発信場所付近に消防車両で向かい、倒れている人がいないかなど通報者の捜索を行うことがあります。 - 救急車などが必要ないのに119番が発信されてしまった場合、電話を切らずに119番を受けた消防職員に「間違いでした、救急車・消防車は必要ありません」とお伝えください。
また、電話を切ってしまっても、すぐに消防機関から非通知の番号や固定電話の番号で折り返し電話をしますので、必ず折り返し電話に出て救急車や消防車が必要かどうかをお伝えください。
スマートフォンの設定状況を確認するには?
警告の表示や自動で119番を発信する機能の設定状況は、次の方法で確認することができます。
iPhoneの場合(iPhone14以降)
- 設定 App を開きます。
- [緊急 SOS]をタップします。
- [激しい衝突事故発生後に電話]のスイッチの状況でオンかオフか確認できます。
(初期設定では、オンになっています)
※あわせて、Apple社のサイトもご覧ください。