第4節 林野火災対策
[林野火災の現況と最近の動向]
平成19年中の林野火災の出火件数は2,157件(前年1,576件)、焼損面積は717ha(同829ha)、損害額は2億3,659万円(同1億3,421万円)であり、出火件数及び損害額は前年に比べ増加し、焼損面積は前年に比べ減少した(第1-1-19表)。

例年、林野火災は春先を中心に発生している。この原因としては、降水量が少なく空気が乾燥し強風が吹くこの時期に火入れが行われたり、山菜採りやハイキングなどで入山者が増加していることなどによるものと考えられる。平成19年も例外ではなく、2月から4月までの間に1,149件(年間の53.3%)の火災が集中して発生している(第1-1-26図)。
