[航空災害対策]
1 航空災害の現況と最近の動向
平成21年中における航空事故(飛行機、回転翼航空機、滑空機等に係る事故をいう。)は19件発生しており、そのうち飛行機事故は9件となっている。また、航空事故による死者は9人、負傷者は10人となっている(国土交通省運輸安全委員会ホームページによる。)。
平成21年中に航空事故等で消防機関が出動したものは67件であり、このうち消火・救急救助活動を実施したものは8件となっており、うち飛行場内が5件、飛行場外が3件となっている(平成21年中の航空機火災件数は、第1節(P.40)参照)。
近年の主な飛行機事故としては、平成19年8月20日に中華航空機が那覇空港で着陸後、出火炎上した事故(消火活動を行った消防職員等5人が負傷)、平成21年3月23日にフェデラルエクスプレス社の貨物航空機が成田国際空港で着陸に失敗・炎上した事故(乗員2名が死亡)が発生している。