平成22年版 消防白書

はじめに

トピックスI チリ中部沿岸を震源とする地震による津波の概要と消防庁の対応

トピックスII 消防と医療の連携の推進~傷病者の搬送及び受入れの実施に関する基準に基づく救急搬送・受入~

トピックスIII 消防の広域化の推進

トピックスIV 消防救急無線のデジタル化について

トピックスV 消防団の充実強化について

トピックスVI 屋外タンク貯蔵所の保安検査の周期についての調査検討

第1章 災害の現況と課題

第2節 危険物施設等における災害対策

[危険物施設等における災害の現況と最近の動向]

[危険物行政の現況]

[危険物行政の課題]

第4節 林野火災対策

[林野火災の現況と最近の動向]

[林野火災対策の現況]

[林野火災対策の課題]

第2章 消防防災の組織と活動

第7節 広域消防応援と緊急消防援助隊

第3章 国民保護への取組

第4章 自主的な防災活動と災害に強い地域づくり

[災害に強い安全なまちづくり]

第5章 国際的課題への対応

第6章 消防防災の科学技術の研究・開発

[研究・開発の推進]

[競争的研究資金による産学官連携の推進]

[消防防災科学技術の研究の課題]

附属資料

関連リンク

はじめに
はじめに はじめに 我が国の消防は、昭和23年に消防組織法が施行され、市町村消防を原則とする自治体消防制度が誕生して以来、関係者の努力の積み重ねにより制度、施策、施設等の充実強化が図られ、火災の予防、警防はもとより、救急、救助から地震、風水害等への対応まで広範囲にわたり、日々国民の安全の確保に努めて...
1 チリ中部沿岸を震源とする地震等の概要
トピックスI チリ中部沿岸を震源とする地震による津波の概要と消防庁の対応 1 チリ中部沿岸を震源とする地震等の概要 平成22年2月27日15時34分(チリ国現地時間同日3時34分)、チリ中部沿岸を震源とするマグニチュード8.8の地震が発生した。この地震により津波が発生し、日本を含む太平洋沿岸諸国の広...
2 我が国への津波の到達及び避難等の状況
2 我が国への津波の到達及び避難等の状況 (1)津波の状況 気象庁は、平成22年2月28日9時33分、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県に津波警報(大津波)、その他の太平洋沿岸全域などに津波警報(津波)、北海道日本海沿岸南部、オホーツク海沿岸等に津波注意報を発表した。特に津波警報(大津波)の発表は、平...
3 消防庁の対応
3 消防庁の対応 消防庁では、平成22年2月27日にチリ中部沿岸を震源とする地震の発生後、直ちに関係職員が参集し、情報収集体制の確保・強化を図るとともに、翌28日に津波警報(大津波)、津波警報(津波)及び津波注意報の発表後は、全職員が参集し、消防庁長官を本部長とする災害対策本部を設置した。同本部にお...