第2節 危険物施設等における災害対策
[危険物施設等における災害の現況と最近の動向]
危険物施設(P.65*2 参照)における事故は、火災(爆発を含む。)と危険物(P.64 *1 参照)の流出に大別される。危険物施設の火災及び流出事故件数は、昭和50年代中頃から緩やかな減少傾向を示していたが、平成6年(1994年)を境に増加傾向を示している。平成21年中に発生した火災及び流出事故件数は、火災が162件、流出が360件で合計522件となっており、前年より38件の減と、2年連続の減少となっている(第1―2―1図)。