3 火災による損害額
消防本部(消防本部を設置していない場合は市町村)は、火災原因の調査にあわせて火災の損害についても調査を行っており、その調査結果から、損害額を算定している。
火災による損害額は3,080億円を記録した平成7年以降おおむね減少傾向が続いており、平成21年中の損害額は931億円で、前年(1,084億円)に比べ153億円(14.1%)減少した。また、火災1件当たりでは182.1万円となっており、前年(206.9万円)に比べ24.8万円(12.0%)減少している(第1―1―18図)。
これを出火原因別でみると、たばこによる損害額が7,291百万円と最も多く、次いで放火6,469百万円、こんろ5,918百万円の順となっている(第1―1―19図)。
火災による損害額は、建物火災によるものが圧倒的に多く全体の93.8%を占めている(第1―1―1表)。