第3節 緊急消防援助隊の機能強化
東日本大震災において出動した緊急消防援助隊の活動は88日間に及び、その出動規模も全国44都道府県から、最大時出動人員7,035人、1,912隊、派遣人員総数30,463人、8,920隊という極めて大きなものとなった(数値は平成23年12月1日現在精査中)。その活動は高く評価されたところではあるが、今後発生が懸念される大規模地震への対応も念頭に、今回の震災における大規模かつ長期に及ぶ部隊展開の経験等を貴重な教訓として、緊急消防援助隊の機能強化を更に積極的に推進していくことが必要である。