5.防炎物品の性能確保等
昨年12月に防炎カーテンの不適正品が市場に流通していることが発覚したことを踏まえ、品質管理の厳格化及びトレーサビリティの向上による防炎物品の性能を確保するための対策を講じることとしたところである。これらの対策を確実に実行することにより防炎物品の性能確保を推進していく必要がある。
また、「高層共同住宅における防炎品の使用実態調査」(東京消防庁・(公財)日本防炎協会)によると、消防法で防炎物品の使用が義務付けられている高さ31mを超える高層マンションにおける防炎物品の使用率は約3割に留まっていることから、高層マンションの住民に対し、防炎物品の使用義務があることを周知し、高層建築物における防炎物品の使用を徹底していく必要がある。