[海上災害対策]
1.海上災害の現況と最近の動向
平成26年中の主要港湾(1隻の総トン数が1,000t以上のタンカーが平成26年1月1日から平成26年12月31日までの間に入港した実績を有する港湾をいう。)106港における海上災害で消防機関が出動したものは45件あり、このうち火災によるものが20件(全体の44.4%)、油の流出によるものが10件(全体の22.2%)ある。
また、事故船舶の規模別では、1,000t未満の船舶が24件で全体の53.3%を占めている(第1-8-2表)。

近年の主な海上災害としては、平成26年5月に兵庫県姫路市沖で原油タンカーの爆発火災事故(死者1人、負傷者4人)、平成27年7月に北海道苫小牧沖で大型フェリーの火災事故(死者1人)が発生している。