平成27年版 消防白書

[雪害対策]

1.雪害の現況と最近の動向

平成26年11月から平成27年3月までの雪害による人的被害は、死者83人(前年95人)、負傷者1,029人(同1,770人)、住家被害は、全壊9棟(同28棟)、半壊12棟(同40棟)、一部破損186棟(同5,872棟)となっている。
〈平成26年12月5日からの大雪による被害状況等〉
北・東日本の日本海側では、積雪深が平年を上回っている所が多く、平成26年12月には四国地方でまとまった降雪となり、車輌の立ち往生や集落の孤立が発生した。
消防庁では、12月6日13時30分に応急対策室長を長とする「消防庁災害対策室(第1次応急体制)」を設置し情報収集体制の強化を図った。
この大雪による人的被害は、死者2人(徳島県)、負傷者20人、住家被害は、一部破損1棟となっている(いずれも平成26年11月から平成27年3月までにかけての雪害による被害状況の内数である。)。

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