特集4 消防における女性消防吏員の活躍推進
1.女性消防吏員を取り巻く現状
全国の消防吏員に占める女性の割合は、平成28年4月1日現在で2.5%となっており(特集4-1図)、昨年度より0.1ポイント増加したものの、警察、自衛隊、海上保安庁といった他の分野と比較して、依然として低い水準となっている。

消防庁として、平成27年7月、全国の消防吏員に占める女性消防吏員の比率を平成38年度当初までに5%に引き上げることを共通目標とし、消防本部ごとの実情に応じて、女性消防吏員比率の数値目標の設定と計画的な増員を要請したほか、女性消防吏員の研修機会の拡大、消防署などにおける女性専用設備の整備など、女性活躍推進に向け様々な施策に取り組んでいる。
上記の施策に加え、平成28年度は、これから社会人となる年齢層の女性を対象とした広報等の施策についても積極的に展開している。