[海上災害対策]
1.海上災害の現況と最近の動向
平成28年中の主要港湾(1隻の総トン数が1,000t以上のタンカーが平成28年1月1日から平成28年12月31日までの間に入港した実績を有する港湾をいう。)107港における海上災害で消防機関が出動したものは56件であり、このうち火災によるものが27件(全体の48.2%)、油の流出によるものが16件(全体の28.6%)となっている。
また、事故船舶の規模別では、1,000t未満の船舶が24件で全体の42.9%を占めている(第1-8-2表)。
近年の主な海上災害としては、平成26年5月に兵庫県姫路市沖において原油タンカーの爆発火災事故(死者1人、負傷者4人)、平成27年7月に北海道苫小牧沖において大型フェリーの火災事故(死者1人)が発生している。
第1-8-2表 主要港湾における消防機関の出動状況
(平成28年中)
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(備考)特殊災害対策実態調査により作成