[航空災害対策]
1.航空災害の現況と最近の動向
平成28年中に航空事故等で消防機関が出動したものは89件であり、このうち消火・救急救助活動を実施したものは5件で、飛行場内が2件、飛行場外が3件となっている。
近年の主な飛行機事故としては、平成19年8月20日に中華航空機が那覇空港において着陸後、出火し炎上した事故(消火活動を行った消防職員等5人が負傷)、平成21年3月23日にフェデラルエクスプレス社の貨物航空機が成田国際空港において着陸に失敗し炎上した事故(乗員2人が死亡)、平成27年4月14日にアシアナ航空機が広島空港において着陸に失敗した事故(負傷者22人)、平成27年7月26日に小型航空機が調布空港を離陸直後に住宅地に墜落し炎上した事故(死者3人、負傷者6人)、平成28年5月27日に大韓航空機が東京国際空港において離陸のための滑走中に、第一エンジンに火災が発生した事故(負傷者19人)が発生している。