令和元年版 消防白書

2.公務による死傷者の状況

平成30年中における公務により死亡した消防職団員は9人、同じく負傷した消防職団員は2,287人である。
なお、平成23年は、東日本大震災被災地において、住民の避難誘導、水門閉鎖等の業務に従事した消防職団員が津波により被災したため、他年に比べて大幅に死傷者が増加した(第2-3-2表、第2-3-1図、第2-3-2図)。

第2-3-2表 消防職団員の公務による死傷者数
(平成30年中)(単位:人)

第2-3-2表 消防職団員の公務による死傷者数

(備考)
1 「消防防災・震災対策現況調査」により作成
2 小数点第二位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合がある。

第2-3-1図 消防職団員の公務による死者数の推移

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第2-3-1図 消防職団員の公務による死者数の推移

(備考)「消防防災・震災対策現況調査」により作成

第2-3-2図 消防職団員の公務による負傷者数の推移

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第2-3-2図 消防職団員の公務による負傷者数の推移

(備考)「消防防災・震災対策現況調査」により作成

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