1.消防活動阻害物質に係る災害の現況と最近の動向
消防活動阻害物質に係る火災、漏えい、その他の事故で、消防機関が覚知したもののうち、令和4年中に発生したものの総件数は65件であり、その内訳は、火災事故が13件、漏えい事故が48件、その他の事故が4件である(第1-8-2図)。
また、これらの事故による死者は0人、負傷者は15人となっている。
第1-8-2図 消防活動阻害物質に係る事故件数
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(令和4年中)
(備考)
1 「圧縮アセチレンガス等の消防活動阻害物質に係る事故統計表」により作成
2小数点第二位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合がある。
(1)火災事故の状況
令和4年中の消防活動阻害物質に係る火災事故の件数は13件(対前年比3件減)で、人的被害は死者0人(同1人減)、負傷者4人(同2人増)となっている。
また、火災事故の内訳は、液化石油ガスによるものが8件(61.5%)、生石灰によるものが2件(15.4%)、圧縮アセチレンガスによるものが3件(23.1%)となっている(第1-8-3図)。
第1-8-3図 消防活動阻害物質に係る火災事故の内訳
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(令和4年中)
(備考)
1「圧縮アセチレンガス等の消防活動阻害物質に係る事故統計表」により作成
2 小数点第二位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合がある。
(2)漏えい事故の状況
令和4年中の消防活動阻害物質に係る漏えい事故の件数は48件(対前年比9件増)で、人的被害は死者0人(前年同数)、負傷者4人(対前年比1人減)となっている。
また、漏えい事故の内訳は、液化石油ガスによるものが23件(47.9%)、劇物によるものが18件(37.5%)、毒物によるものが6件(12.5%)、無水硫酸によるものが1件(2.1%)となっている(第1-8-4図)。
第1-8-4図 消防活動阻害物質に係る漏えい事故の内訳
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(令和4年中)
(備考)
1「圧縮アセチレンガス等の消防活動阻害物質に係る事故統計表」により作成
2小数点第二位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合がある。