4. 総括
今回開催されたG7広島サミットにおける消防特別警戒では、過去のサミット警戒で統括警戒本部のもとに置かれていた消防庁の警戒体制を、消防・救急課長を本部長とする「消防庁警戒本部」として独立して設置し、政府関係各機関との連絡調整に当たった。このことにより、統括警戒本部との役割分担が明確化され、スムーズな警戒活動を実施することができた。
今回の警戒活動で得た経験を糧に、今後開催が予定されている2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)などの大規模イベントにおける消防・救急特別警戒体制の構築を通じ、安全・安心の確保に万全を期すこととしている。