住宅用消火器

住宅用消火器

1 住宅用消火器とは

一般住宅で使用しやすいように開発された消火器で以下のような特徴があります。
○ホースが無いものもあり、軽量。女性やお年寄りでも使いやすく、火元を狙いやすい。
○通常の消火器と違い、カラフルでデザインが豊富。
○消火薬剤の詰め替えや、消火器内部の点検は不要。(使用期限があるので、定期的な交換は必要)
○適応火災が絵表示で示されています。

住宅用消火器の消火実験(動画)

2 使用方法

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3 住宅用消火器Q&A

Q.たくさんの種類があってデザインが豊富なのはいいけど、、、どれを選んでもいいの?
A.住宅用消火器には、適応する火災が絵で表示されていますので、必要な用途のものをお選びください。
下表に消火薬剤が粉末のものと液体(強化液)のものの特徴を示しますので参考にしてください。
粉末タイプ
粉末の薬剤が広い範囲を覆って、火勢を抑えます。
制炎性の優れた粉末で消火します。
消火対象 粉末消火器 強化液消火器
木・紙
布・布団
灯油
天ぷら油
コンセント
プラスチック
消火範囲
強化液タイプ
薬剤が霧状に放射され火を消します。
水系なので、冷却効果と浸透性に優れており、布団火災や、天ぷら火災に効果的です。

資料提供:一般社団法人日本消火器工業会
日本消防検定協会

Q.破裂はしないですか?
A.住宅用消火器は蓄圧式ですので、破裂する心配はほとんどありません。
使用期限はあります。
いざというときに確実に使用できるよう、期限が切れたものは新しいものと交換しましょう。
Q.廃棄のときはどうするの?
A.消火器は一般廃棄物として出せません。以下のような方法で廃棄します。
方法1
特定窓口(消火器販売店等)に依頼する
全国の特定窓口、指定引取場所はこちらで検索
方法2
指定引取場所(メーカー営業所等)に消火器を持ち込む
方法3
ゆうパックによる回収を依頼する
1.電話での事前申し込みを行う。(0120-822-306)
2.伝票と消火器発送用の専用箱が届きます。
3.梱包し発送。

それぞれリサイクル等が必要となります。

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エアゾール式簡易消火具

1 エアゾール式簡易消火具とは

消火薬剤を液化ガス又は圧縮ガスの圧力により噴霧状等に放射して消火するものです。次のような特徴があります。

家庭内で発生する天ぷら鍋の油の過熱による発火、石油ストーブの注油中の引火による火災、火の不始末によるくずかごの火災などの比較的初期段階の火災に有効です。
消火器の代替品としてではなく、補助的な役割を果たすものとして、その効果が期待されるものです。
ご家庭で使用しているヘアスプレーなどの製品とほぼ同等の構造なので使いやすい。
小さく軽量なので、お年寄りにもつかいやすい。

2 エアゾール式簡易消火具と適用火災の絵表示

容器に表示されている適応火災に応じた使用をしてください。適応しない火災に使用すると、火災が拡大するおそれがあります。

エアゾールの消火実験(動画)

3 使用方法

①2~3m離れた位置から火元を狙い放射する。

②火が消えても再燃する可能性がありますので、放射は途中で止めず、消火薬剤は全て出し切ってください。

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4 エアゾール式簡易消火具の破裂事故について

以下の2種類のエアゾール式簡易消火具は、多数の破裂事故が報告され、自主回収の対象となっている製品です。まだ、多数の該当品が回収されておらず、今後も亀裂・破裂事故の発生する恐れがあります。特に、高温になる場所などに設置している場合には腐食の進行が始まるおそれがあります。

ご自宅のエアゾール式簡易消火具を確認頂き、該当製品でしたら、下記の問い合わせ先まで、至急連絡して下さい。

【該当エアゾール式簡易消火具】
◇製造事業者名  ヤマトプロテック株式会社
◇商品名 『FMボーイk』『ヤマトボーイKT』
◇製造時期  平成13年11月~平成14年7月
詳細はこちら
【該当エアゾール式簡易消火具】
◇製造事業者名  ヤマトプロテック株式会社
◇商品名 『FMボーイk』『ヤマトボーイKT』
◇製造時期  平成13年11月~平成14年7月
詳細はこちら
FMボーイk(ファイヤーマンボーイ)
製造ロット番号 品質保証期間
KN301 2005.02
KN322 2005.02
KD319 2005.03
K1425 2005.04
K2408 2005.05
K2421 2005.05
K3406 2005.06
K3418 2005.06
K4423 2005.07
K7425 2005.10
ヤマトボーイKT(台所用)
製造ロット番号 品質保証期間
KO331 2005.01/2005.02
KN326 2005.02
KD317 2005.03
K1426 2005.04
K2407 2005.05
K2420 2005.05
K3407 2005.06
K3419 2005.06
K4422 2005.07
K7424 2005.10

【破裂件数の傾向】
気温が上昇するにつれて破裂件数が増加する傾向があります。

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