消防関係製品の不具合・事故等について 令和6年
平成22年4月1日以降、総務省消防庁に報告があったものを対象としています。
令和6年
発生日時 | 発生場所 (都道府県) |
製品の種類 (製造者名・形式番号又は製品名) |
物的被害 | 人的被害 |
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令和6年10月7日 14時05分頃 |
北海道 | 緩降機 (オリロー(株)ORIROⅢ 降第28~1号) |
なし | 負傷者2名 |
概要: 自衛消防活動の訓練における緩降機を使用した避難訓練時に、男性従業員2名が降下中に負傷したもの。札幌市消防局により原因調査をしたところ、緩降機本体及び付属品に異常は認められず、設置状況は技術上の基準を満たしていた。設置環境や操作が原因として考えられるとされた。 |
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令和6年5月2日 14時00分頃 |
東京都 | 二酸化炭素消火設備における閉止弁 (日本ドライケミカル株式会社 HB-K-01型) |
あり | なし |
概要: 機械式駐車場に設置される二酸化炭素消火設備の閉止弁を閉止しようとした際、誤って起動用ガス容器の手動起動スイッチを操作してしまい、ガスが誤放出された。それに伴う防護区画内の圧力上昇により、機械式駐車場の扉が破損し、ガスが屋外へ噴出したもの。 本件、当設備における閉止弁は起動装置格納箱内に手動起動スイッチと併設されているものであり、誤操作が生じやすい形状であり、過去にも誤放出事故が発生している。2023年4月に製造元の日本ドライケミカル(株)により注意喚起を実施している状況である。当注意喚起については以下URLを参照されたい。 (https://www.ndc-group.co.jp/sticker-order/index.php) |
※製造者・販売者等において、無償修理、交換、返金等の措置を行うとして公表済み。