消費者事故などについて

消防関係製品の悪質な訪問販売・詐欺等について 平成26年

平成22年4月1日以降、総務省消防庁に報告があったものを対象としています。

平成26年

発生日時 発生場所
(都道府県)
製品の種類 役務の内容 建物種別 金銭被害
平成26年10月29日 埼玉県 消火器 訪問販売 住宅
概要:
「消防署の者ですが、消火器の販売に来ました。」と男性1名がワイシャツにズボンの姿で訪れた。
消防署では消火器の訪問販売を行っていないと知っていたので不審に思い、直ちに帰るように伝えると帰って行った。
平成26年10月2日 和歌山県 消火器 点検 事業所
概要:
 平成26年9月19日10時頃、業者が「消火器の点検に参りました。」と訪問し、点検後、「7本の内4本交換が必要です。値段は1本17,000円です。1週間後に来ますので、代金用意願います。」と言われ、値段があまりにも高額なため、対応者が「1度、消防署に必要かどうか聞いてみます。」と言うと、その後業者から連絡がなくなった。
平成26年9月 兵庫県 消火器 訪問販売 住宅 15,000円
概要:
男性が自宅に訪れ、本来設置義務のない一般住宅に消火器の設置義務があると言われ、6型消火器を1万5000円で購入したもの。 また、平成27年2月頃には、消火薬剤の詰め替えをしなければならないと電話があったもの。
平成26年9月6日 鳥取県 住宅用火災警報器 取り付け工事 共同住宅 50,000円
概要:
学生対象のワンルームマンションに男が訪れ、住警器を取り付けた後、代金5万円を請求。住人の大学生は、請求額を支払った。男は「領収書を取ってくる」と告げ、そのまま立ち去った。
なお、このマンションには、共同住宅用自動火災報知設備が設置されており、住宅用火災警報器は不要。
平成26年8月28日19時00分 兵庫県 住宅用火災警報器 販売・取り付け工事 共同住宅 有り
概要:
 共同住宅の一室に、「関西電力の方から来た者です。法律が改正され玄関通路に火災警報器を設置する必要ができた。設置されていないのであれば、設置の必要があります。」と業者らしき男性の訪問があった。設置していないと思ったので設置に応じると、工事代金を含め5万円の請求があった。住人の女性(20歳代)が1万5千円しか手持ちがないことを伝えると、「工事代金としていただいておく。残金は、関西電力の電気料金から引き落としになる。」と説明され帰っていった。
 ※この共同住宅には、共同住宅用の自動火災報知設備が設置されているため、住宅用火災警報器の設置については、免除されている。また、訪問男性が語った玄関、廊下部分には、居住地の条例上、住宅用火災警報器の設置の必要はない。
平成26年8月2日13時00分 富山県 消火器 訪問販売 住宅
概要:
紺色の作業服を着た業者が訪れ、「消防署ですが、古い消火器の点検に来ました。」と言われ、消火器10型1本と4型1本を持っていたので見せたところ、「古くて危ないです。1本2,000円で引き取りますよ。また、この新しい消火器10,000円ほどですが、購入してもらいますと、1本500円で引き取りしますよ」と言われ、家人は処分だけしたかったので2本分引き取りをお願いしたが、手持ちが2千数百円しかなく業者に話したところ、「それだけで良いです。」と現金と消火器を持って歩いて立ち去ったもの。業者が車も遠くに止めているし、名刺も身分証明も無く、領収書も無かったので不審に思ったもの。
平成26年7月31日9時00分 愛知県 消火器 点検 事業所
概要:
工場に50歳代の男性2名が来て、「消火器の点検に来ました、消火器の点検は法律で決められています、実施してください」と言い、社員が契約書に、サインをした。工場をまわっていたみたいだが点検を実施していたかは不明。数時間後、消防用設備等点検結果報告書の副本と、5万円と明記された請求書をもって来た。「おかしいのでは?」と思い点検に来た男性に話をすると、高圧的な態度で対応してきた。サインもしているので仕方なく請求された5万円を現金で支払いをした。
平成26年7月23日10時30分 山形県 消火器 訪問販売 住宅
概要:
80代男性宅に、男性が訪れ「お宅に設置されている消火器は期限がきれているので見せてくれ」と言った。
自宅にある消火器を見せると「この消火器は期限がきれているため、交換の義務があります。期限切れの消火器は今回手数料サービスし無料で引き取ります。」と言われたため、自宅の消火器を渡し、新品消火器1本の購入代金として22,800円を支払ったもの。
平成26年7月19日13時25分 三重県 消火器 点検 事業所
概要:
50歳代と思われる大柄な男性2名が、営業中で混雑している美容室を訪れ、「私達は消防署から委託された業者で、消防設備及び消火器の点検に来ました。」と言って、点検承諾書を出してきたのでサインをしたところ点検を始めた。点検終了後に、「非常灯がバッテリー切れで交換費用が9,000円と消火器の有効期限が切れているので交換費用28,000円が必要です。これは法律で決まっていることだから交換をしなければなりません。なお、今回の点検結果報告書は、この後すぐに消防署に提出します。」と言ったので、「消防署が近くにあるので確認します。」と回答したところ、業者を名乗る者達は慌てるようにして立ち去っていった。
平成26年7月17日10時00分 愛知県 消火器 点検 事業所
概要:
点検業者と名乗る60代の男性1名、30代の男性1名及び40代の女性1名の計3名が、工場の従業員の男性に対し、消防用設備等点検報告の必要性について説明をした。対応した工場の従業員は、点検業者の内容に納得し点検を行うことに承諾をした。点検業者は、15本の消火器の詰め替え作業を数時間かけて行い、点検報告書を作成し消防署へ届出る。消防署は、届出内容を確認するも内容が適正であったため受理し点検報告書の副本を返却する。点検業者は、工場に戻り点検報告書の副本を工場の従業員に渡し、代金を請求する。工場の従業員は、金額と作業内容について納得ができなかったため値段交渉をしたが、点検業者の高圧的な態度に圧倒され、請求された代金を支払ってしまった。
平成26年7月17日9時30分 愛知県 消火器 点検 事業所
概要:
点検業者と名乗る50代から60代の男性2名が、工場付近の交差点に白い乗用車を駐車させ、工場の従業員に対し、「工場内の設備を点検します。」と話しかける。対応した従業員は、契約していないことを把握していたため、すぐに断った。それを受けた点検業者は、すぐさま乗用車に乗りその場から立ち去った。
平成26年6月30日11時00分 愛知県 消火器 訪問販売 住宅
概要:
平成26年6月30日午前11時頃、一般住宅へ作業服の男性1名が消火器の訪問販売に来る。「本来は16,000円だが、15,000円にしてあげる」と言い金額を受け取り、消火器を置いてすぐに立ち去る。領収書が発行されなかったため、不安になり消防署へ電話したもの。
平成26年6月27日15時30分 静岡県 消火器 訪問販売 住宅
概要:
一人暮らしの高齢者宅に「消火器の点検に来た。」と言うので、消火器を見せたところ「この消火器は古いため交換する必要がある。」と言い、1本19,000円の消火器を勧められたため購入した。消火器の金額が高額であると思い、民生委員に相談し民生委員が消防に情報提供したもの。
平成26年6月27日10時00分 愛知県 消火器 点検 事業所
概要:
男性が屋外のサービス従業員に工場長いらっしゃいますかと問いかけ所長がいると返答したところ、受付に来て消防設備の点検来ましたと従業員に申し出た。
所長にとりついだところ所長は約束していないと返答した。しかしその後、いつもの業者と思い立入許可書、契約書にサインしたが、点検作業途中に従業員達がいつもの業者と違うことに気づき、そのことを業者に言うと、すでに分解作業が行われており代金を支払ってくれと言われた。所長が支払いを拒否すると契約書にサインしてあると強く言われたので、屋外にいる業者に対し従業員数人と出向いたところ男性は立去った後であり、5本の消火器が無くなっていた。
平成26年6月26日13時00分 静岡県 消火器 訪問販売 住宅
概要:
高齢者がいる一般住宅に、50歳代男性が「消火器を見せてください。」と言うので、消火器を見せると、20年経過しているので、購入を勧められ1本16,000円で購入。古い消火器は無償で引き取ったもの。帰宅した家族が、契約書に記載されている電話番号で確認するが、連絡が取れないもの。
平成26年6月20日10時45分 栃木県 消火器 訪問販売 住宅
概要:
 80代男性宅に50代男性が消火器の取替えをしませんかと訪れ、玄関に置いてあった消火器を見つけ、古い消火器で期限が切れているので交換する必要があると言い、持ってきた消火器を9,000円で売りつけようとした。被害者男性が手持ちが7,000円しか無い事を告げると、その金額で良いと販売した。持ってきた消火器は10年程経過したもので型式失効しており、本体のラベルを隠ぺいするように「H26.6」「10年間有効」と手書きで書かれたシールが貼付されており、シールを剥がすと、記載されているはずの製造年の箇所が剥離していた。
平成26年6月6日14時00分 兵庫県 消火器 訪問販売 住宅
概要:
平成26年6月6日(金)14時00分頃、男性1名が「消火器の点検、入替えに来ました。」と事前連絡もなく、一人住まいの家を訪問した。対応した家人は、町内会の訪問と勘違いして、蓄圧式粉末消火器4型(株式会社初田製作所 ECOSS-DRY PEP-4 有効期限2024年 MADE IN CHAINA)を購入、既設のエアゾール式簡易消火具1本を「取替えが必要です。」と回収され、代金として合計12,636円を現金で支払い、領収書を受取ったもの。
平成26年6月4日13時00分 愛知県 消火器 点検 事業所
概要:
平成26年6月4日13時頃、男性が工場内の消火器を見て「消火器の期限が切れているので詰め替えします。後日詰替え中の写真と証明書と領収書を持ってくるのでサインして下さい」と従業員に言った。
仕事が忙しかったため従業員はサインをする。その後、業者は5本の消火器を持っていき3本貸し出し用として置いていった。
職員が携帯に電話し「いつも他の業者で点検しているので返してくれ。消防署の人にも業者と相談してみるように言われた。」と言うと、「サインしたから返せない。俺が消防署に電話する」と言われる。
契約金額は34,000円であった。
平成26年5月16日15時50分 新潟県 消火器 訪問販売 寺院
概要:
男性が訪問してきて、消火器を見せたところ、古いから交換が必要と言われ10型消火器1本を18,600円及び古い消火器の処理料として500円の計19,100円を支払ったもの。
平成26年4月23日10時20分 山形県 消火器 点検 屋外
概要:
自宅前の畑で作業中、路上に車両が停車した。車内には男性2名が乗車しており、助手席にいた男性が近付いてきて「消火器の点検にきた。」と言った。必要ないと答えたところ、車両に乗り立ち去っていったもの。
平成26年4月23日9時45分 愛知県 消火器 点検 事務所
概要:
男性1名、女性1名が「消火器の点検にきました」と事務所を訪れ、「10年経過した消火器は耐圧試験が必要になる」とのことで事務所に設置している消火器を点検した。点検後、事務員は何も知らず契約書にサインをし、消火器を6本持っていった。事務員から報告を聞いた職員が不審に思い、信用のある業者なのか確認するも明確な返答もなく、早急に契約金額(65,826円)を支払うよう催促された。また、契約した以上解約はできない旨を告げられた。
平成26年4月18日10時20分 愛知県 消火器 点検 事業所
概要:
男性1名、女性1名が会社に消火器の点検に来て、従業員と契約をする。詰替及び点検整備するとのことで消火器17本を持っていく。契約金額は、104,949円で、消火器の代替品は置いていかず、現金と引き換えで17本の消火器を返却するとのことである。会社の幹部が、請求書に記載された番号へ電話をし確認するも、契約解除はしないとのことであった。
平成26年4月15日12時30分 埼玉県 住宅用火災警報器 点検 住宅 無し
概要:
 35才~40才代の男性2名が「消防署から来ました。住宅用火災警報器の点検を行います。」と自宅に訪問。屋内に入り1階台所、寝室、2階台所の住宅用火災警報器の点検を行ったが、点検代金の請求や販売等の行為もなく被害もなかった。
名刺等を求めたが渡されず、このことを不審に思い消費支援センターに相談し、その後消防署に連絡した。
平成26年4月2日 東京都 消火器 リース 住宅 なし
概要:
2006年ヤマトプロテック社製(型式番号:消第11-15)の型式失効している消火器のリース契約を結んだもの。当該消火器は加圧式・蓄圧式の区別、使用方法、容量、対応火災の区分等が、会社の名前が貼付された表示により隠蔽されてしまっている。
平成26年3月27日17時20分 千葉県 住宅用火災警報器 訪問販売 住宅 なし
概要:
グレーの背広を着た50歳くらいの男性1名が消防職員のコバヤシと名乗り、「住宅用火災警報器をつけてますか。台所内を見せてください。」と言って台所に上がり込んだ。住宅用火災警報器が設置していないと分かると「設置しなければいけないので1万5千円払えばつけてあげます。」と言ったが、居住者が不審に思い、その場で119番通報するとすぐに立ち去った。
平成26年2月28日10時30分 宮城県 消火器 訪問販売 住宅 22,800円
概要:
自宅に男性2人が来訪し、「設置してある消火器は10年以上経過しているため交換が必要。」と言われて消火器を1本購入した。なお、設置してあった古い消火器は持ち去った。
平成26年2月25日10時00分 福井県 消火器 訪問販売 寺院 37,800円
概要:
男性1名が来訪し、「法令改正により消火器が古くなっているので取替えが必要です。」と言ってきたため、消火器2本を購入した。
平成26年1月24日10時00分 栃木県 住宅用火災警報器 点検 住宅 13,000円
概要:
一人暮らしの高齢者住宅に訪問し住宅用火災警報器及びガス漏れ警報器の点検を実施後、13,000円を請求し、金額が支払われたもの。領収書等なし
平成26年1月23日16時00分 埼玉県 消火器 訪問販売 住宅 なし
概要:
防災業者を名乗る男性1名が訪れ、消火器が古いので取り替えるように言われた。販売価格が高額であるため、不審に思い購入意思がないことを伝えると帰っていった。

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