消防関係製品の悪質な訪問販売・詐欺等について 平成27年
平成22年4月1日以降、総務省消防庁に報告があったものを対象としています。
平成27年
発生日時 | 発生場所 (都道府県) |
製品の種類 | 役務の内容 | 建物種別 | 金銭被害 |
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平成27年11月9日 | 愛知県 | 消火器 | 訪問販売 | 神社 | 無 |
概要: 平成27年11月9日(月)10時頃、消防本部予防防災課直通電話に市内神社の方から、「消防職員から消火器薬剤の詰め替えを迫られた」との連絡があった。 内容は、犬山消防と背中に書かれた青色のジャンパーを着た男性1名が訪れ、「5年経ったら消火器の中身を詰め換えなければならない」と言って、消火器薬剤の詰め換えを迫ってきた。その後、前もって通知書を送ったと言われたが、そのような通知書がなかったため薬剤の詰め換えを断ったところ、訪問者は帰って行った。被害は特になし。 |
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平成27年11月3日 | 愛知県 | 消火器 | 訪問販売 | 住宅 | 無 |
概要: 平成27年11月3日(火)13時40分頃、消防署代表電話に市内に住む高齢男性から、「見知らぬ訪問者から消火器薬剤の詰め替えを迫られた」との連絡があった。 内容は、見知らぬ人物(性別、身なり等聴取せず)が男性宅を訪れ消火器の有無を確認し、「5年経ったら消火器の中身を詰め替えなければならない」と言って、消火器薬剤の詰め換えを迫ってきた。しかし、男性は「そんなことは知らないし、聞いたこともない」と言って、薬剤の詰め換えを断わったところ、訪問者は帰って行った。被害は特になし。 |
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平成27年9月24日 | 三重県 | 防災グッズ | 電話勧誘販売 | 住宅 | 無 |
概要: 一般市民の通報により覚知。消防署の職員を名乗る者より「消防署ですが、70歳以上のひとり暮らしの方に防災グッズを配布しています。」との内容でかかってきたが、電話の応対者がひとり暮らしではないという旨の回答をしたところ、一方的に電話を切られたとのこと。金銭被害はない。 |
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平成27年8月12日 | 静岡県 | 消火器 | 訪問販売 | 住宅 | 7,000円 |
概要: 平成27年8月12日11時45分ごろ、自宅に居ると、消防団員と名乗る男性が「お婆さん、お宅に置かれている消火器は期限が切れているので、消火器を交換しなければいけない。」と言われ、7000円を支払って、家に置かれていた消火器を渡し10型加圧式ABC消火器に取り換え、氏名と連絡先も教えず立ち去ったもの。それから約15分後、帰宅した被害者の息子が購入した消火器を見たところ、製造年月日が記入されていないのを不信に思い、北消防署本署に電話で問い合わせをしたものである。 なお、調査した結果、購入した消火器については型式失効していた。 |
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平成27年6月25日 | 愛知県 | 消火器 | 点検 | 店舗 | 無 |
概要: 営業準備をしていたところ、白いワンボックスに乗った作業服姿の男性3人がきた。名刺等は渡されなかったが、最初にサインを求められたので、代理人のところにサインをした。「消火器と誘導灯を見たい、不備があれば直したい。」と言い、奥に行き「消火器が古いので替えなければいけない。」と言ってきたが、途中で主人が来て「どうした」と聞くと3人は黙って出て行った。 |
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平成27年6月23日 | 愛知県 | 自動火災報知設備 | 特定継続的役務提供 | 事務所 | 無 |
概要: 事務所に男性2名が訪れ、事務担当外従業員から契約書にサインをもらい自動火災報知設備の点検を始めた。点検中に事務担当従業員が依頼をしていない点検を中止するよう要請したが、男性2名は点検を継続した。点検終了後、事務所経営者は支払いを拒否したが、男性2名が所属する事業者から支払いの要求があるもの。 |
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平成27年6月11日 | 新潟県 | 消火器 | 訪問販売 | 住宅 | 18,000円 |
概要: 高齢女性の一人暮らしの住宅へ、「消防署から来た」と言って男性1人が消火器を新しいものと取り換えていき、言われるまま現金1万8千円を支払ったもの。 |
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平成27年6月6日 | 愛知県 | 消火器 | 点検 | 病院等 | 無 |
概要: 歯科医院に男性2名が「消火器の点検に来ました。」と訪問した。「設備の点検と消防署への報告は義務ですよ。」と消火器、誘導灯をみてまわり、院長がチェック表のような書類に記名した。「誘導灯の球切れとバッテリー切れのため交換が必要です。」と言ってきたため、院長が「お金がかかるのか」と確認したところ、はっきりした答えが返ってこないので、怪しいと思い「うちは必要ない」と追い返したもの。 |
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平成27年5月11日 | 新潟県 | 消火器 | 訪問販売 | 住宅 | 18,560円 |
概要: 一般住宅に業者が消防職員だと名乗り訪問し、消火器を1本見せたところ交換が必要だと言われ、新しい消火器を18,560円で購入し古い消火器を引き取っていった。その後、家人により一般加入電話で消防署に通報があったもの。 |
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平成27年5月2日 | 宮城県 | 消火器 | 訪問販売 | 住宅 | 14,000円 |
概要: 一般住宅に50代くらいの作業着を着た男性が「古くなった消火器の点検に来ました。」と言う内容で訪問し、既存の消火器と引き換えに新品の消火器を14,000円で購入したもの。 |
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平成27年4月18日 | 埼玉県 | 消火器 | 訪問販売 | 住宅 | 19,950円 |
概要: 自宅に男性が訪問し、「古い消火器と新しい消火器を交換し回収いたします」と言い、説明を受けたもの。情報提供者は19,950円の値段を高いと思ったが購入し、古い消火器を回収してもらった。その後値段の19,950円を不審に思い消防署に事実確認の連絡をしたもの。 |
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平成27年4月9日 | 埼玉県 | 消火器 | 訪問販売 | 住宅 | 無 |
概要: 自宅に男性が訪問し、「古い消火器と新しい消火器を交換に来た」と言い、消火器の使用期限について説明をした。値段は19,000円と言われ情報提供者は不審に思い消防署に事実確認の連絡をしたもの。 |
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平成27年4月1日 | 埼玉県 | 消火器 | 訪問販売 | 住宅 | 無 |
概要: 自宅に業者の男性2名が来訪し、「家にある消火器を見せてくれ。」と言われたため見せたところ「消火器は取替え時期が決まっていて定期的に交換しなければいけない。この消火器は取替え時期なので新しい消火器と交換をしてください。」と説明された。消火器は8ヶ月前に購入したものであり、交換をするか判断がつかなかったので「今は買えない。」と回答したところ業者は帰って行った。 |
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平成27年3月24日 | 和歌山県 | 消火器 | 訪問販売 | 住宅 | 無 |
概要: 男性が訪問し、「先日送ったハガキが届いていると思うが、消火薬剤の期限が切れているため交換に来た。」と言い、威圧的な態度であったため不審に思い、消防署に相談したもの。 |
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平成27年3月11日 | 埼玉県 | 消火器 | 訪問販売 | 住宅 | 19,950円 |
概要: 自宅に男性が訪問し、「古い消火器と新しい消火器を交換に来た」と言い、消火器の使用期限について説明を受けたため、情報提供者は消防職員と思い込み古い消火器と引換えに新しい消火器を19,950円で購入したもの。 |
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平成27年3月11日 | 愛知県 | 消火器 | 通信販売 | 病院等 | なし |
概要: 豊橋市内の複数の眼科において「消火器の更新時期が近付いているため、更新にお伺いします。」と電話があったが、定期的に点検を依頼している業者ではなかったため断った。不審に思った院長が医師会及び消防本部へ通報した。 |
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平成27年2月17日 | 大阪府 | 住宅用火災警報器 | 訪問販売 | 住宅 | 50,000円 |
概要: 「住宅の前面のガス工事の確認のために来た」と、ガス会社の社員と名乗る男性が訪問し住警器1基を廊下に設置。リースのため退去時に返金すると言い、代金5万円を請求し、支払いが済むと、領収書を取りに行くふりをし立ち去った。 |
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平成27年2月11日 | 愛知県 | 住宅用消火器 | 訪問販売 | 一般住宅 | 17,000円 |
概要: 訪問者は会社名など名乗らず、自宅に置いてあった消火器を引き取り、新しい消火器(モリタ キッチンアイ 蓄圧式住宅用消火器強化液1L)の購入代金17,000円を請求し、代金を受け取ると「領収書は後日持参する」と言ってすぐに立ち去ってしまった。 不審に思った住人が、近くの消防署に購入した消火器を持参したため発覚。 |
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平成27年1月7日 | 愛知県 | 住宅用火災警報器 | 訪問販売 | 一般住宅 | 無 |
概要: 自宅に複数のジャンバー姿の者が訪れ、「消防署の者です。警報器の交換にきました。」と言い、宅内に上がろうとした。 住人が「消防署ではそういった訪問をしているのか。身分証明書を提示してください。」と問い質したところ、ジャンバー姿の者は応じることなく立ち去った。 |
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平成27年1月4日 | 埼玉県 | 住宅用火災警報器 | 訪問販売 | 住宅 | なし |
概要: 官公庁から依頼されたと身分を偽り、自宅に設置してある住宅用火災警報器の点検をしたいとの要望があったが、不審に思いインターホン越しに断ったもの。 |