地震による家具の転倒を防ぐには

「家具の配置にも工夫が大切なのね」

すまい方の工夫

さて、家具の転倒を防ぐための固定は大切ですが、住宅の立地や構造など、さまざまな条件によって揺れ方が違うので、必ずしも万全とはいえません。そこで、安全という面から家具の置き場所を見直すことも、転倒などによる被害を防ぐための大きなポイントとなります。

就寝位置や出入口と家具との関係は重要

たとえば家具の配置と、ふとんを敷いたりベッドを置く、いわゆる就寝の位置との関係です。壁を背にした家具は前方に倒れてきますから、就寝位置は、家具の高さ分だけ離れるか、家具の 脇に決めた方が安全です。また、家具が倒れて出入口を塞がれてしまっては大変です。家具は出入口付近に置かない、あるいは万が一倒れても通り抜けられる空間を残せる位置に置くようにしましょう。

関連リンク

「壁の桟と家具の桟をL型金物で止めるのね」
「壁の桟と家具の桟をL型金物で止めるのね」 桟に直接固定する方法 鴨居や横木への固定方法 積み重ね家具の固定方法 桟に固定できない場合の固定方法 ...
「壁ならどこにでも固定できるってわけじゃないよ」
「壁ならどこにでも固定できるってわけじゃないよ」 壁の種類による桟の入り方 縦桟の探し方 家具を固定できない壁 ...
「へえ。家具って、こんなふうに倒れるの」
「へえ。家具って、こんなふうに倒れるの」 転倒のメカニズム 家具のプロポーションと重量の一例 地震による家具の動き方のパターン 転倒させないメカニズム ...
震度5強でタンスが倒れることも
震度5強でタンスが倒れることも 室内の転倒や散乱の一例 ...