第8節 その他の災害対策
[火山災害対策]
1 平成19年以降の主な火山活動の動向
桜島では、平成19年中は、5月から6月にかけて、昭和火口で小規模な噴火が時々発生し、火山ガス放出量の増加もみられるなど、火山活動がやや活発な状況が続いた。
また、平成20年2月以降も、同火口で爆発的噴火や小規模な噴火が時々発生するなど火山活動が継続している。
口永良部島では、火山性地震や微動がやや多い状態が以前から継続するなか、平成19年後半から減少する傾向が現れていたが、平成20年9月から火山性微動が増加し、地殻変動も観測された。その後、噴気や火山ガスの放出量も増加するなど火山活動はさらに高まっている。