3　火災による損害額

消防本部（消防本部を設置していない場合は市町村）は、火災原因の調査にあわせて火災の損害についても調査を行っており、その調査結果から、損害額を算定している。
火災による損害額は3,080億円を記録した平成7年以降おおむね減少傾向が続いているが、平成22年中の損害額は1,018億円で、前年（931億円）に比べ87億円（9.3％）増加した。また、火災1件当たりでも218.4万円となっており、前年（182.1万円）に比べ36.3万円（19.9％）増加している（第1－1－18図）。

これを出火原因別でみると、たばこによる損害額が6,064百万円と最も多く、次いで電灯電話等の配線5,796百万円、ストーブ5,162百万円の順となっている（第1－1－19図）。

火災による損害額は、建物火災によるものが圧倒的に多く全体の92.6％を占めている（第1－1－1表）。