5 道路被害等
道路被害については、東北地方及び関東地方を中心とした各地の高速道路や国道、県道等において被害が生じた。特に、宮城県仙台市から三陸沿岸地域を縦走する国道45号は各地で寸断された。
東北地方の被災地への主要路線である東北自動車道でも各地で交通障害となる被害が発生したが、緊急通行車両については通行可能であり、全国各地から駆けつけた緊急消防援助隊が通行障害により、東北地方の被災地へ到達できないという事態には至らなかった。
また、津波警報(大津波)の発表により東名高速道路の一部が緊急通行車両を含め通行不能になったが、建設中の新東名高速道路を緊急通行車両が通行できるようにするなどの対応がとられた。このため、緊急消防援助隊の移動に際し、大きな混乱は生じなかった。