第6節 消防機関の活動体制の充実・強化等
1 大規模災害時における消防本部の効果的な初動活動のあり方
東日本大震災では、東北地方沿岸部を中心とした広範囲で地震と津波による被害が発生し、被災地消防本部は、自らも被災した状況下で、県内応援隊や緊急消防援助隊到着までの間、限られた消防力で同時多発する災害へ対処することが求められた。
このことから、大規模災害発生時の消防本部の活動に資するため、平成23年11月から「大規模災害発生時における消防本部の効果的な初動活動のあり方検討会」を開催し、東日本大震災における消防本部の活動状況の調査結果をもとに、地震等により災害が複合的かつ同時多発した際の、消防本部の効果的な初動活動のあり方及び具体的に各消防本部がとるべき方策等について検討している。