2 石油コンビナートにおける災害対策の推進
東日本大震災により、石油コンビナート等特別防災区域内の特定事業所においても火災、爆発及び漏えい等の災害、特定防災施設及び防災資機材等の破損や流出が生じた。これらの被害を受け、東日本大震災を踏まえた石油コンビナートの地震・津波対策について検討を行っている。
また、仙台地区及び京葉臨海中部地区で発生した危険物施設等における漏えい及び火災に対処するため、初めて大容量泡放射システムが運用されたが、両地区とも出動の要請から大容量泡放射システムの到着まで、輸送計画よりも時間を要した等の課題があった。このため、大規模地震発生時においても、大容量泡放射システムを有効に活用する方策について検討を行っている。