4.日中協力地震緊急救援能力強化計画プロジェクト
平成20年5月の中国四川省大地震後、中国全土の地震緊急救援を担う中国地震局の研修実施能力強化のため、消防庁ではJICAとの連携・協力の下、平成22年度から3年間のプロジェクトを実施している。
本プロジェクトは、中国の各省に属する地震緊急救援隊向け指導者に対する救助技術の強化、災害応急対応担当幹部職員に対する対応能力強化の2本の柱で構成されている。
これまで、中国側関係者の訪日研修を実施するとともに、東京消防庁及び政令指定都市消防本部の救助隊員が長期及び短期専門家として中国に滞在し、救助技術の指導を実施したほか、我が国の災害応急対処に関わる行政官や研究者が短期専門家として現地の訓練センター教官の指導を実施してきた。
最終年度となる平成24年度は、こうした3年間の技術指導等の集大成として、総括セミナー、総合演習を通じて応急対応や救助技術に関する研修の成果を確認する。