1．毒物・劇物等災害の現況と最近の動向

平成28年中に発生した毒物・劇物等（毒物及び劇物取締法第２条に規定されている物質並びに一般高圧ガス保安規則第２条に規定されている毒性ガス）による事故で消防機関が出動したもの（自損行為に起因するものを除く。）の総件数は100件で、前年の事故件数78件と比べると22件の増加となっている。その内訳は、火災事故が６件、漏えい事故が60件、その他34件である。
関係する毒物・劇物等は、件数の多い順に一酸化炭素、アンモニア及び水酸化ナトリウムとなっている（第1-8-5図）。また、毒物・劇物等による事故における死者は２人、負傷者数は67人となっている。

第1-8-5図　毒物・劇物等による事故の内訳

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（備考）
1 「都市ガス、液化石油ガス及び毒劇物等による事故状況」により作成
2 小数点第二位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合がある。