平成30年版 消防白書

[林野火災対策の現況]

1.林野火災特別地域対策事業

消防庁では、昭和45年度(1970年度)から林野庁と共同で林野火災特別地域対策事業を推進している。この事業は、林野占有面積が広く、林野火災の危険度が高い地域において、関係市町村が共同で、林野火災特別地域対策事業計画を樹立し、

〔1〕防火思想の普及宣伝、巡視・監視等による林野火災の予防
〔2〕火災予防の見地からの林野管理
〔3〕消防施設等の整備
〔4〕火災防御訓練等

を総合的に行うものであり、平成30年4月1日現在、38都道府県の515市町村にわたる231地域において実施されている。

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