1.消防活動阻害物質に係る災害の現況
令和2年中に消防機関が覚知した、消防活動阻害物質に係る事故の総件数は67件であり、その内訳は、火災事故が22件、漏えい事故が40件、その他が5件である(第1-8-3図)。
また、これらの事故による死者は1人、負傷者は42人となっている。
第1-8-3図 消防活動阻害物質に係る事故件数
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(備考)
1 「圧縮アセチレンガス等の消防活動阻害物質に係る事故統計表」により作成
2 小数点第二位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合がある。
(1)火災事故の状況
令和2年中の消防活動阻害物質に係る火災事故22件(対前年比8件増)による死者は1人(同1人増)、負傷者は26人(同24人増)となっている。
また、物質の種類別の内訳は、液化石油ガスによるものが16件(72.7%)、生石灰によるものが4件(18.2%)、圧縮アセチレンガスによるものが2件(9.1%)となっている(第1-8-4図)。
第1-8-4図 消防活動阻害物質に係る火災事故の内訳
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(備考)
1 「圧縮アセチレンガス等の消防活動阻害物質に係る事故統計表」により作成
2 小数点第二位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合がある。
(2)漏えい事故の状況
令和2年中の消防活動阻害物質に係る漏えい事故40件(前年同数)による死者は0人(前年同数)、負傷者は11人(対前年比6人減)となっている。
また、物質の種類別の内訳は、液化石油ガスによるものが22件(55.0%)、劇物によるものが15件(37.5%)、圧縮アセチレンガスによるものが2件(5.0%)となっている(第1-8-5図)。
第1-8-5図 消防活動阻害物質に係る漏えい事故の内訳
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(備考)
1 「圧縮アセチレンガス等の消防活動阻害物質に係る事故統計表」により作成
2 小数点第二位を四捨五入のため、合計等が一致しない場合がある。