わが家の耐震性チェック
1.はじめに

恐ろしい大地震! そのとき、あなたと家族を守るのは住み慣れた「わが家」のはずです。

ところが、1995年(平成7年)に発生した阪神・淡路大震災では、なんと約10万5,000棟の建物が全壊し、半壊も約14万4,000棟に及びました。

死者は6,400人を超え、負傷者は4万4,000人近くにものぼっています。それも、震災直後に亡くなった方の約8割が、家屋の倒壊などによる圧死や窒息死であったといわれています。わが家が凶器となったのです。
もちろん法規に適合し、しっかりした地盤に常識的な工法によって建てられたものは、思いのほか丈夫なものです。


住まいの耐震性を知り、適切な耐震改修を行うことは、大切な家族の命を守ることにほかなりません。

あなたの住まいは本当に安心できるのでしょうか。この機会にぜひチェックしておきましょう。

ここでは耐震診断に必要な基本的な事柄を学んだ上で、
大工さんによって立てられる一般的ないわゆる在来工法の木造住宅について、地盤、基礎、建物の形、壁の配置、そして筋かいや壁の割合、老朽度といった視点で、住宅の耐震性を見ていきます。

さらに窓ガラスの地震対策や、耐震改修の相談窓口などもお知らせします。最後までじっくりとご覧ください。

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